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犬の精神状態はトイレ問題にだって関わる

犬のしつけで悩む方が多い、不動のトップ3、『咬みつき』『吠え』『トイレ』。
今回はこの中から、最もストレスと関係なさそうな、トイレ問題について書いてみたいと思います。
結論から言うと実はトイレの失敗と犬の精神状態って深く結びついているんです。
犬の精神状態が悪ければ、どんなに正しい方法で一生懸命トイレを教えようとしてもうまくいかなかったり、余計な時間がかかったりします。
逆に、犬の内面を安定させてあげることが出来れば、トイレのしつけってものすごく簡単になったりするんです。
そこのところを掘り下げてお話ししたいと思います。

まず真っ先に知っておいて頂きたい事。
犬という生き物は本来、トイレは、全て屋外で済ませる習性を持っています。
自分の巣を汚せば不衛生ですし、臭いで外敵に巣の場所を嗅ぎ付けられる可能性が高くなるので、本能的に犬はなるべく巣から離れた場所で用を足したがります。
一般の家庭犬にとって『巣』とは、人間と共に暮らす『家』のこと。
家の中で用を足す、という行為自体が、犬にとっては非常に不自然なことです。

最近は犬と暮らすに当たり、マナー意識が向上し、散歩中のうんちを持ち帰る事は勿論、なるべく外でおしっこをさせないように、とまで気をつける方もいらっしゃいます。
「室内で用を足させてから散歩に出ましょう」などと説明しているしつけ本やDVDなども見かけます。
これに関しては、私は、さすがにそこまで言う必要はないと思っています。
後始末をきちんとする(うんちは持ち帰る、おしっこには水をかけるなど)というところまでを飼い主のマナーとして、屋外で犬が用を足すこと自体は、社会に受け入れてほしいと思います。
それだけ、犬にとって『屋外で用を足す』という本能は、強くて深いと感じるからです。

例えば、「お腹がすいても食べるな」なんて犬に要求する人って、いませんよね。
私は犬と暮らしていて、「習性として外でしたいのはわかっているけれど、我慢して屋内で用を足せ」というのは、「空腹になっても食べずに我慢しろ」に匹敵するくらい無茶ぶりだな~と感じるんですよね。
お腹がすいたら食べる、眠くなったら寝る、それくらい『生きていく上で当たり前』の感覚。
人間と暮らすからには、人間側の都合に合わせてもらわなければならない事も沢山あるけど、『トイレは外で』はさすがに人間側が譲歩するべきだと思います。

この『絶対に自分の居場所を汚したくない』という本能は、犬種によって強い、弱いに差がありまして、頑として室内でしたがらなくなる代表は柴犬。
柴犬を飼ってトイレでお悩みになる飼い主さんを見たことがありません。
放っておいても外に出した時しかしなくなる犬だからです。
むしろ逆に「なんとか室内でもできるようにしたいんだけど…」とお悩みになるケースがあるくらい。
でも正直私は、こと柴犬に関しては「不可能だな」と思っちゃいます。
それくらい「絶対室内は汚さない!!」っていう本能が強いし、そんな犬種に「室内でしろ!」なんて、虐待レベルで犬には酷なんじゃないかと思うほどです。
柴犬を飼った以上はその点では腹をくくって、日に三、四回、散歩を含め、外に出してあげるというライフスタイルで行って頂きたいです。
柴犬のそんな特性を尊重できないなら、柴犬を選ばないでほしい。
(でもこんなの『売る人』がきちんと説明してくれなかったら一般の方は知ることが出来ないですよね、そこが問題です)

男の子は、女の子に輪をかけて、外で済ませたがる習性が強いです。
あちこちでオシッコをかけて歩いて、ニオイづけをしますからね。
正直私は、散歩中にそれをしない雄犬なんて不健全だと思うくらいで、『外でトイレしない(=できない)』は決していい状態ではないと思う。
外で出来なかった犬が出来るようになると、私は飼い主さんに「やりましたね、リラックス度が上がってきた証拠ですよ。」と言います。
外で気持ちよく用を足せる、これ、犬にとっては大きな大きな意味のある事なので、『外でしたがっているのを人間の都合で室内で済まさせる』のはもう、マナーとかしつけの範疇ではないと感じるんですよね。
なのでまず、『犬は本来外トイレ派になって然るべき生き物である』ということを、頭に置いてくださいませ。

あ、つまり、ちまたでよく見かける『一つのサークルの中にベッドとトイレを並べて』という飼い方、あれは犬にとって最悪ということになります。
トイレと寝床は、なるべく離れていなければならない。
完全に隔離されているべきである。
これは全ての犬にとって間違いありません。
犬って要するに本来はとても綺麗好きな生き物で、自分の居場所を平気で汚せるというのは、育った環境やそのコの心に大きな問題があるケースが多いんです。

例えば、悪質なブリーダーのもとで、不適切な飼い方を何年もされた犬。
逃げ場のない狭いハウスに年中押し込められていれば、そこで用を足すしかなく、自分の糞尿を踏みつけて自分自身が汚物まみれになる事も、平気になる。
平気になるしかない。

私が実際に見た中では、外で繋ぎ飼いをされている犬で、ほとんど散歩に連れて行ってもらえないために、自分が繋がれている場所でしか用を足せなくなったコがいました。
たまに散歩に出しても、散歩中に用を足せず、慌てて自分の居場所に駆け戻っておしっこをしたり。
本来の犬の在り方と正反対の状態に育ってしまっていました。

このような事例を見ると、「そういう風にしつけた」とかいう話ではなく、単に「犬を歪めてしまった」だけであるという事がおわかり頂けると思います。
私は、『室内でしか用を足さない犬に育てること』は、方向性として上記のような例と同じだと考えています。
程度が違うだけの問題で、犬という生き物として不自然であるという点では同じ。
入り口に踏み込んでしまっていると思います。
なので、このことを知った飼い主さん達には、是非とも『外で気兼ねなく用を足せる犬に育てること』を目指してほしいと思っています。

さて、次に、知っておいて頂きたい犬の本能。
犬は、『吸水性の高い物』の上で用を足したがる生き物です。
つまり、フローリングやクッションフロアの床の上より、絨毯が敷いてあったり、ベッドの上だったりと、よくオシッコが染みこんでいきそうなものの上でしたがるんですね。
ちなみに屋外なら、アスファルトで固めた路上より、土があって草が生えているような地面ということです。
だから、全面フローリングの床に、ぽんと一枚トイレシートが置いてあったら、犬なんて教えなくてもそこで勝手に用を足すっていう事なんですよ。

ただし、先にも書いたとおり、『犬種的にそういう習性が弱い』コの場合はそう簡単に行かないこともあります。
また、『ストレスレベルが高い』場合はうまくいきません。
後者の実例を挙げましょう、今日は久々、主役は保護犬のレオです。

ふかふか大好き

レオは我が家に来る前から、外トイレ派でした。
うちに来てからもそれは変わらず、散歩の他に、一回か二回外に出し、原則として屋外で用を足しています。
つまりレオは、屋内で、決まった場所(トイレシート)で用を足すというしつけを、一切したことのない犬です。

そんなレオですが、例えば天候があまりにも荒れて外に出られないような日、家の中で用を足します。
まず、『自分の居場所は汚さない』という本能から、私と主に過ごす部屋では用を足しません。
教えてもいないのですが、戸を開けておくと、隣の部屋に行きます。
ちなみに普段寝起きする部屋は全面ラグが敷いてあり、ソファなども置いてあるので、そこで失敗されてもおかしくない状況なのですが、レオはその部屋は汚しません。
隣の部屋というのは、床全てがクッションフロア。
表面がビニールっぽくて、液体が染みこまない素材の床ですね。
そちらにシートを置いておくと、レオは、ちゃーんと勝手にそこでオシッコして戻って来るんです。

繰り返しますけれども、一切教えてないんですよ。
レオが全部勝手にそうするんです。

ただし!

勿論最初からそうだったわけではありません。
まず、勿論、レオが「この部屋がぼくの居場所」と認識するまでは、寝起きする部屋も汚しました。
また、普段のストレスマネジメントがしっかりしていないと、段々失敗が多くなってきます。
例えば、ひどい天候の日が数日続き、散歩にろくに出られなかったというような時。
最初はきちんとトイレシートの上で用を足していたレオが、徐々に、全然シート敷いてないようなところでオシッコする頻度が上がっていくんです。

先日似たようなお話をお客さんからも聞きました。
雨風の強い日が続き、充分散歩を楽しませてやれなかったら、突然愛犬が室内でのトイレを失敗するようになったとのこと。
「散歩に行けなかったせいですかね~?」
「今後またちゃんと散歩に出られるようになって、トイレの方も勝手に解決すれば、そうでしょうね~。」
というお話をして、その後はまだお会いしていないのでどうなったかわかりませんが、うちに泊まりに来てもきちんとシートでできていたコなので、恐らく散歩が原因でしょう。

また、レオの話に戻りますが、彼は強いストレスがかかった時には、普段なら絶対汚さない部屋を汚すことがあります。
一番最近では、レオが大好きな、そりゃもう嬉しすぎて心臓止まっちゃうんじゃないかというくらい大好きな、私の従姉妹が来た時。
その日は従姉妹が急いでいたので、ちょっと顔を見せただけで、レオが満足できていないのにすぐ帰っちゃったんですね。
そうしたらレオは、「Rちゃんが来た、嬉しい!」という大興奮と、「あぁ、もう行っちゃった!!(泣)」という、大きな感情の波に翻弄され、普段自分が過ごしている部屋でおしっこをしてしまいました。
まぁ丁度そろそろオシッコが溜まっていたというのも勿論あるでしょうが。

こういう風に、犬の精神状態、感情の揺れ動きで、トイレ問題が左右されるというケースは、本当に多いんですね。
つまりこういう場合は、問題の根本は、トイレの場所を覚えていないとかではなく、『本能的に出来るはずの事が狂っちゃうほど、精神状態が不安定になっていること』だったり、『トイレに影響が出るほど、感情を振り回される事柄があること』だったりするわけで。
レオで言えば、部屋でおしっこしちゃう事そのものが問題なのではなく、好きな人が来たからと言って狂ったように喜び、すぐに帰ってしまったからと言ってこの世の終わりのようにショックを受ける、ということが問題なわけです。
同じ事が起こっても「あ、Rちゃんだ。やぁやぁ。」「あ、もう帰っちゃうの?じゃーねぇ。」と冷静に対応できる、しっかりした大人になってくれれば、別にストレスもクソもないわけですね。

レオの場合はそこまで感情が振れる相手は決まってきてますから、笑い話で済みますが、飼い主さんに対してそういう風になっちゃっている犬というのも少なくなく、そうすると大変ですよね!
以前、飼い主さんがお部屋を出入りするたびに床を汚し、人が戻って来た時に喜んで飛び跳ねて自分がしたオシッコを踏みつけてしまって、毎度大騒ぎ…ということで困っておられたケースもありました。

トイレ問題でなくとも、「帰宅するたびに結構な力でガブガブ咬んでくるほど興奮しちゃって…」ということだってあります。
いずれにしろ、特別なお客さんでもなんでもない、日々顔を合わせている家族が帰って来ただけで、毎日毎日お祭り騒ぎ、という事がそもそも問題なわけです。
それだけ興奮していれば、当然、ストレスホルモン大放出ですからね。
それによって尚更情緒不安定になり、感情の振り幅が大きいコになってしまう。
なので皆さん、はしゃいでる愛犬につられたり、乗っかったりしないで、犬が興奮している時こそクールに素っ気なく冷たい目で(笑)接してくださいね。

以上を踏まえると、『理想の犬のトイレのしつけ』というのは、まず日に何度か外へ出すことが欠かせないということになります
二回の散歩の他に、一回か二回、用を足させるためにちょっぴり外へ連れて行く。
土田家も基本的にはこのパターンで生活しています。
特に子犬の頃は食後に用を足したがることが多いです。
食後、寝起き、運動後など、『体温が急に変わるタイミング』で用を足したがると言われていますが、私が実際に犬と暮らしてみて、一番だと思うのは食後です。
なのでそういうタイミングを狙って、外に連れて行きましょう。
地面が土のところへ行ってあげると、犬は用を足しやすいです。

普段室内では、なるべく、『自由を奪わないこと』。
つまり、サークルやケージを活用するよりも、室内フリー。
一部屋しか自由がないよりも、家中どこへでも好きなように…が理想となります。
なぜ犬を狭いところへ閉じ込めてはいけないか、というもの、詳しく書きたいところですが、長くなるので、今日は「あなただったらどちらの生活がいいですか?」と言うにとどめておきましょう。
自分の意思で出入りできない、家族について行きたくてもついていけない、傍へ行くことも思うように出来ないのと。
なるべく広い範囲を好きに冒険したり、家族がやることを眺めに行けたり、逆にちょっと一人になりたい時は好きに離れる事が出来たりする。
どちらの生活がいいですか?
ストレスレベルが上がるとトイレは失敗率が高くなりますから、より快適な生活をまず犬に提供しましょう。

まぁただし、何か危ない事をしてしまうかもわからない、食べてはいけないものを食べてしまうかもわからない場合、いきなり家中どこへでもフリーというのは実際難しいですよね。
せいぜい、一部屋(家族が主に一緒に過ごしてあげられる部屋)を、完璧に犬仕様にして、まずはそこでフリーというのが現実的かと思います。
犬仕様ということは、

■床はどこを汚されてもいいようにブルーシートなど敷きまくる、ラグなど染みこむものは敷かないでおく

■引っかかれたら困る壁やかじられたら困る家具、コンセントなどは、サークルなどでガード

■犬が遊んだら危ない物は手の届かないところへ片付ける

などなど、『犬が何をやっても極力放っておける環境』を作るということです。
放っておくということの大切さも、何度か書いてきていますので、お時間のある方は過去記事もご覧になってください。

また、『基本的に家族が一緒に過ごしてあげられる』というのも外せません。
「犬に犬仕様の部屋を用意してあげることは出来るけれど、その部屋で家族が食事したりくつろいだり、寝起きしたりするわけではないから、結局犬はほとんど一人きりでその部屋で過ごしています…」という状態では、犬にとって大変不幸です。
広いか狭いかだけの違いで、ひとりきり、というのは同じです。
そのあたりも過去記事を読みあさって頂けると突っ込んだ記事が出てくるかなと思いますが、簡単にご説明しておくと、犬は大変『社会性の高い生き物』であり、そもそも群れで過ごしているのが自然です。
他者と交流を持つことによって情緒も安定するし、いろいろなことを身につけて、適切に発育していく事が出来ます。
孤独が長いライフスタイルの犬は、残念ながら、なかなか安定しないことが多いですね。
飼い主さんが困るような行動を起こしていなくても、厳密に言うと、あらあら…というところを何かしら抱えています。

犬が一人きりで過ごす許容範囲は、『一日の中で六時間』と言われています。
六時間を超えて孤独になる犬は、ぐっとストレスレベルが高まります。
これって犬をひとりで寝かせると、簡単に超えてしまう時間ですよね。
飼い主さんのお仕事の都合などで日中の留守番が長いと、『孤独で過ごす時間が基本』となってしまう事もあり得て、犬という生き物の本来の生活と逆になってしまいます。
『基本はみんなで』でなければいけない生き物です。
特に子犬の頃、様々な事柄を吸収し脳と心を発育させていかなければならない頃は、長時間の孤独は大変有害です。
フルタイムの勤めで産休ももらえないのに子供を産む方はいらっしゃいませんよね。
子供がある程度大きくなり、精神的にもしっかりしてきてから一人でお留守番をさせますよね。
それと同じ。

一人暮らしの方、夫婦共働きで留守が長いお宅などは、犬がほしいと思っても是非この点をよく考慮して頂きたいと思います。
どんなに一緒にいられる時間で愛情を注いでも、孤独が長い、そのこと自体で、犬は充分心身の成長に支障を来し、不幸になってしまうんです。
長時間の孤独が原因で犬の心が壊れ、問題行動が出ても、そう簡単に人間のライフスタイル(特に仕事の都合)は変えられませんから、どうにも出来なくなってしまいます。
結局お互い不幸になるだけですからね。
(でもこれも問題の根本は『売る側』の姿勢ですよね、わかってます)

また話が逸れかけましたが、要するに、トイレ問題にも、『基本的に家族誰かが一緒にいられる環境で、なるべく自由を確保してあげること』が大きく関わってきます。
なるべく環境を整えて、犬を精神的に満たしてあげることが出来れば、あとは本能・習性を上手に利用してあげれば、トイレのしつけなんて一気に簡単になるんだよ!という話です。
基本的に室内フリーにして、定期的に外に出す、あるいは吸水性のない床面にぽいとシートを置いておき、自然とそこで用を足すかどうか見守る。

その先のことは、犬種差や個体差で違いが出てくるでしょうが、今日ここに書いたのは全ての犬に共通して「これやっとけば絶対損はないよ、プラスになるよ」と間違いなく言えることなので、せっかくならばやれるだけ環境を整えて、お互いより楽ちんにトイレトレーニングに取り組んでいきましょう。
一部屋全面犬仕様にするなんて、面倒だし、道具を揃えるのにお金もかかる!!…と思うかも知れませんが、最初だけちょっと頑張れば、その後が断然楽になります。
って言うかそもそも犬を飼うってそういうことですしね
手間やお金がかかるのは当たり前ですから。
そこの覚悟なく犬を飼ってしまっては絶対にダメなんです。

逆に犬の本来のライフスタイルからかけ離れ、ストレスをかける要素が増えれば増えるほど、犬を『無駄にトイレを失敗しやすい犬』にしてしまうという事です。
あっ、ちなみにストレスレベルが高い犬は、簡単に言うと頻尿になります
身体的には我慢できるはずなのに、精神状態が悪いと、いつまで経ってもちょこちょこ頻繁に少量のおしっこをしたり、さっきしたばかりなのに!?というタイミングでまた絞り出すようにうんちをしたりします。

犬の精神がぐちゃぐちゃになってしまう飼い方を押しつけて、散歩も行かず、「トイレを覚えない」「行儀の悪い犬だ」「この犬馬鹿なの!?」なんて言ってる飼い主さん、いらっしゃいませんか?
「知らなかった…(汗)」と思って頂けたなら、今すぐ犬のライフスタイルを改善してあげてください。
出来る範囲で犬という生き物に適した生活を提供してあげてください。
それもせずに犬にばかり文句を言うのだけはやめてください。
犬を快適に暮らさせてやれないことを犬に謝って、「このコが人並み(犬並み?)にきちんとトイレを出来ないのは、自分が与えた環境のせい」と思って頂いて、犬を責めず気長にのんびり見守ってあげてください。
環境が悪い事でその犬は、快適に暮らす犬より後ろからのスタートになってしまうんですから。

最後にもう一つ、意外とご存じない方が多いポイントをお話しておきます。
犬は元来とても綺麗好きな生き物、ということは、汚れたトイレには入りたがりません
『おしっこなどのニオイが残っていた方がトイレの場所をわかってくれる』説がありますが、断然、ぴっかぴかのトイレにしておいた方がすんなりそこへ入ってくれるものです。
なので、ちょっぴりオシッコがついただけだからとシートを替えないでいたりすると、犬は「おトイレに入りたくてもばっちくて入れない(泣)」と、場所がわかっていても外してしまうようになります。
その上失敗したと咎められるようなことがあっては本当に犬が可哀想ですよね~。
なので、トイレは常に清潔にしてあげてくださいね。
我々だって、汚れた便座には座りたくないでしょ?
シートが勿体なければ、汚れている部分を切り取ってあげてください。
はみ出した時はトレーや周辺の床を綺麗に拭いてあげてください。
犬の鼻にとってはニオイが残っているだけでも不潔に感じてしまいますからね。

ちなみに、うちの幸一の話。
ちゃちゃがまだ子犬の頃、部屋の中にトイレを用意しておいたのですが、ちゃちゃがそこでオシッコしてすぐに私が片付けないと、幸一は自らシートを片付けに行ったんですよ。
鼻で一生懸命、汚れたシートをひっくり返して折りたたもうとするんです。
自分の居場所に汚れたシートが広がったままになっているのが許せないんですね。
ちゃちゃが用を足して数分の話ではなく、即ですよ。
数秒、私が片付ける素振りを見せないと、立ち上がってシートをたたみに行ってました。
ね、こんなに綺麗好きな生き物にとっては、室内にトイレがあるという事だけでも苦痛だとおわかり頂けるでしょ?
室内トイレを用意するにしても、出来れば、犬が普段過ごす部屋より、隔離された別の場所に作ってあげたいものですよね。

まぁ実際に犬と暮らしていて、幸一のように、きっちりしたコが完全外派になり、いざトシを取ってくると…
水をよく飲む犬種だということもあり、トイレを我慢できる時間が短くなってきますから、「あぁやっぱり、室内トイレで、いつでも自分の行きたい時に行けるように育ててあげれば良かったな。」と思う時もあります。
でも大元は、長く留守にすることもある私が、幸一を飼ったことが悪いんです。
祖母は大体家にいるけれど、祖母にはちょっと頼めないような大型犬を、先を考えずに飼ったこと自体が悪いわけで、本来は『幸一の世話を出来る人が誰かしら常に家にいる』環境で、幸一を迎え入れるべきだった。
そして幸一がトシを取っても誰かがちょくちょく外に出してやり、用を足させてあげる事ができる、そんな家庭だけが犬を飼うべきなんです、本来ね。
あまりにも簡単に犬が飼われすぎている、日々思います。

まぁそんなわけで皆さん、今よりももっと『犬の習性に合った飼い方』、出来るものならしてあげてくださいね~。
それは『お互いに、より幸せで満たされた生活』になりますからね。
 
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コメント

外トイレ禁止の名古屋市

楽しく拝読させて頂きました。
トイレはいろいろ大変です。家でしない子、外でしない子、両方のタイプがうちにいます。しかも名古屋市は、家でトイレをすませてから散歩に出ろという都市です。引っ越してきて、びっくりしました。市でそのような方針を飼い主に注文して来るというのは何とかならないものか、、、。今時これほど動物への配慮が必須となっている時代に、逆行しているように思います。

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